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看護師に必要な就業意識

看護師の役割とは、医師の診療を直接的あるいは間接的に補助することだ。そのため、医師の指示を正確に理解できるよう、専門知識と適切な判断力が求められる。また、患者に対しては、療養上の看護や世話をしなければならない。手助けが必要かどうか、患者自身で行えるかどうかを適切に見極める観察力が大切だ。その他、看護師として必要な要素は大きく4つある。

第1は、コミュニケーション力だ。医療チームの一員として関わるためには、他職種間とのコミュニケーションが欠かせない。さらに、病気に対して不安を抱える患者に適切な対応が求められる。第2は、思いやりの心だ。患者やその家族に対して、当事者の立場に立って不安を取り除かなければならない。そのためにも、思いやりの心を持つ必要があるのだ。第3は、正しい知識と向上心である。病気やケガなどに対する正しい知識を持つことは、医療従事者として最低限必要だろう。医療技術は日々進化を遂げているため、それに追いつくために常に勉強を続けることが欠かせない。第4は、体力と精神力である。看護師は常に命と向き合う職業であり、体力と精神力の負担は少なくない。しかし、患者を不安にさせないためにも、強い体力と精神力が求められるのだ。これらの4つの必要な要素を持ち合わせるには、高い就業意識が必要となるだろう。就業意識がある看護師になれば、他の医療従事者や患者たちから高い信頼を得られる可能性が高まる。